三春町の農業女性でつくる「芹沢農産加工グループ」は5月中旬から、太陽光発電を用いた加工品生産を始めた。自然エネルギーを生かし、東京電力福島第一原発事故からの農の再生を目指す。
グループ代表を務める会沢テルさん(71)ら町内の女性農業者は農作物を餅や漬物、みそ、まんじゅうなどに加工し、観光客との対面販売や直売所への出荷で収入を得ていた。しかし、原発事故に伴う風評被害で販売不振に陥った。
会沢さんは被災地の農業を支援する市民団体「福島・農と食再生ネットワーク」(西沢江美子代表)の後押しで、仲間5人とグループを結成。一員の加藤ツヤさん方に共同加工所を開き、畑には毎時5キロワットを発電する太陽光パネルを設けた。事業費約100万円は脱原発やエネルギー自給などの理念に賛同した労働組合や女性団体からの支援金を充てた。
加工所の冷凍庫や餅つき機、照明などに消費する電力は太陽光発電で全て賄える。商品は原料段階と加工後に二重の放射性物質検査を行い、1キロ当たり20ベクレル以下を基準に安全性を確保し、流通させている。首都圏や九州地方にも販路が広がりつつある。会沢さんは「原発に頼らずに生活する姿を伝えたい。地元に伝わる加工食の文化を将来に引き継ぐ」と話している。


参照:
http://www.minpo.jp/pub/topics/jishin2011/2012/06/post_4210.html
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